記事内画像出典【公式サイト】:【公式】アイドリッシュセブン
現代の天使と呼ばれるほどかわいらしく、小悪魔キャラのTRIGGER・九条天。その本性は、「超完璧主義の努力家」です。
声を演じている声優さん達も「同じ表現者として耳が痛い」と言うほどの天は、ストイックなセリフをたくさん残しています。
天の数々の名セリフから、九条天が考えるアイドルの極意について紐解いていきます。
「アイドリッシュセブン」現代の天使TRIGGER・九条天
九条天といえば、このかわいらしいルックスで現代の天使と呼ばれていますよね。
TRIGGERの楽と龍が、初めて天を目にしたシーンのモノローグでは、天のルックスを
- 「無垢なあどけなさを残す白い頬」
- 「濡れたような瞳」
- 「しなやかな手足」
- 「まるで精巧な陶器の人形のような少年」
と表現しています。
そのくらい、天のルックスに2人は衝撃を受けたようですね。
天はそんなかわいらしく可憐で美しい見た目でありながら、大人気アイドルグループ・TRIGGERでセンターを務め、メンバーも認める実力を兼ね備えているパーフェクトなアイドルです。
海外でアイドルの英才教育を受けたという天のパフォーマンスは、ダンスも歌もまさに「完璧」。
ファンサービスも豊富で、ファンを喜ばせることも得意です。
このアイドルとして完璧なパフォーマンスは、超完璧主義・実力主義な性格から生まれています。
天はとにかく自分に厳しいんですよね。
アイドルとしての理想がいつも自分の中にあって、その理想に叶う自分でいられるように常に努力しています。
かわいい顔して完璧主義の実力主義!九条天の超ストイックな名ゼリフ
天使のような容姿とは裏腹に、仕事に対して超ストイックな天。
そんな天の名ゼリフから、彼の仕事に対する考え方などを考察していきます。
「プロである以上、どのライブも同じクオリティの物を提供するよ」
入院するほど過労でフラフラなのに病院を抜け出しライブ会場に向かう天が、偶然出くわしたiDOLiSH7の大和たちに「ライブは休めよ」と言われて返したセリフです。
どんなにフラフラでも、体調が悪くても、「一定のクオリティをお客さんに提供する」それが天の信条なんですよね。
天は同業者である大和たちに理解してもらうために、レストランにたとえて話しています。
「レストランに入ってオムライスを頼むでしょう」「同じ値段を払っているのに、昨日は美味しくて、今日はまずかったら?」
同じ値段で昨日よりまずいオムライスが出たら、嫌ですよね。不満に思ったり、次は来ないと思う人もいるでしょう。
天が言うオムライスというのは、自分たちアイドルのたとえ。
お金を払う人にとってはステージの上で起っていることがすべてなので、そこで最高の価値を与えられなければステージに立つ意味がなくなってしまうんですよね。
頭ではわかってはいても、それを実行できる人間は僅かだと思います。
一定のクオリティを保つことでファンは毎回安心してライブを見ることが出来ますよね。
そういった安定感の積み重ねは、グループへの信頼となっていきます。
TRIGGERや九条天が人気なのもわかりますよね。
ファンとの信頼関係を「クオリティ=質」で築いていくというのは、並大抵のことではないでしょう。
でもそれを実行できるのが、九条天なんですよね。
「キミが歌っている4分半のために、4ヶ月働いて、4年間勉強してきた人たちがいるんだ。」
天が陸へのお説教の中で言ったセリフです。
何人もの人に支えられて、その人たちの生活や責任を任されて、ステージに立っているという自覚を天は持っています。
TV番組でもライブでも、必ずたくさんのスタッフが関わっていますが、そういった方々へのリスペクトを忘れない姿勢はすばらしいですよね。
周りへのリスペクトを忘れない天となら、スタッフも一緒にいい仕事がしたいと思うでしょう。
そうやって現場の雰囲気を盛り上げているんですよね。
天は仕事について「隕石が落ちてきて、世界中が絶望している時にも、笑って歌っているのがボクらの仕事」とも話しています。
ステージに立っている時は必ず完璧なアイドルなんですよね。
仕事ならばどんな状況でも「アイドル」を貫き通す、そんな強い信念を持って活動しているから、九条天はプロだなぁと感じるんです。
「他人と比べていいことなんてない。比較していいのは、過去と、未来の、自分だけ。」
アイドルの先輩として、陸と一織に言ったアドバイスです。
天にとってはメンバーの楽と龍は絶対に勝てない存在。それでも、自分には2人に負けないものがあると話しています。
誰かと比べるのではなく、常に昨日の自分に勝ち続けていれば、進化し続けていくことが出来るんですよね。
まさに、ストイックに自分を高め続けている天らしいセリフです。
アイドルの仕事は人気になればなるほど、嫌なことがたくさん見えてきます。
他人からの評価とか、グループ内の人気の格差とか、知りたくないことまで耳に入って来るんですよね。
そんな時、他人と比べて悩み苦しむより、自分自身に集中していけば結果的に成長に繋がるんです。
天がこの言葉にたどりつくまでに、たくさんの失敗や苦労があったと思います。
そんないろいろな経験の中で見つけた、天なりの処世術なんだろうなと思いました。
ファンを絶対に裏切らない!だから推せる九条天
紹介してきたセリフから、天がどれだけストイックに仕事と向き合っているのかがわかったと思います。
でも、そもそもどうしてこんなに自分に厳しいのでしょうか。
それは、天が他の何よりもファンを大切にしているからです。
完璧主義も度を超えたストイックさも、全てファンの期待に応えるためなんです。
「ファンを悲しませることはしない。ファンと交わした約束は決して破らない。」と公言しているほどファンを大切にしています。
だからこそ、ファンを裏切るような行為やファンを不安にさせるような行為があれば、かわいくてしかたがない弟の陸でも説教するし、事務所の社長にもモノ申すんですよね。
ファンを絶対裏切らない九条天だからこそ、安心して推せるし、もっともっと好きになります。
天がファンのことを話したセリフで一番好きなセリフがあります。
- 「ボクたちは忙しい。だけど、お客さんはもっと忙しいかもしれない。」
- 「ボクたちは大変。だけど、お客さんはもっと大変かもしれない。」
- 「ボクたちはやりたいことがある。だけど、お客さんはもっとやりたいことがあるかもしれない。」
- 「そんな中、時間を作ってボクたちを見に来てくれる。夢のような楽しい時間を求めて。」
舞台に立つ側の人間なのに、ここまでお客さんのことを考えてくれてるんですよ?
このセリフを初めて聞いた時、なんてやさしい人なんだろうと思いました。
ライブって、当日だけじゃなくてチケットを取るのに何枚もCDやDVDを買ったり、たくさん申し込んだり、それでも毎回当たるわけじゃなくて、ようやく手にしたチケットを握りしめて会場に向かうんですよね。
当たった後も、日々の生活に追われながら、ライブでアイドルに会えることだけを励みに仕事や学校や育児を頑張って、やっとの思いで当日を迎えるんだと思います。
そんなファンたちの気持ちを想像して理解しようとしてくれているところが、いちファンとして本当に嬉しいんです。
そしてライブでは、約束通り最高の夢を見させてくれるんですよね。
だから、九条天を推したい。
誰よりもファンのことを深く考え、ファンのために夢を届けてくれる彼だからこそ、応援したくなるんです。
【まとめ】九条天の名ゼリフからわかったアイドルの極意
天の考えているアイドルの極意とは、「ファンを大切にすること」でした。
- 常に一定のクオリティでパフォーマンスすること。
- 様々な人に支えられて舞台に立っていると自覚すること。
- 常に自分を進化させ続けること。
天のセリフから見えてきた仕事への向き合い方から、「ファンを大切にする」というのは単にファンサービスを増やすとか優しい言葉を掛けるということではないのがわかります。
ファンの気持ちになって、不安にさせていないか、感動を与えられているかを常に考えているから、ファンは天を好きになるし、ついていくんですよね。
アイドルの仕事に対してど正論ばかりで冷たいと思われがちな天ですが、誰よりも優しい、アイドルの中のアイドルなのでした。