Key新作「Summer Pockets -サマーポケッツ-」が人気の京アニでアニメ化予定!名作の予感しかない評判

画像出典:Summer Pockets -サマーポケッツ- (サマポケ) オフィシャルサイト

最高の泣きゲー&感動アニメで知られる、『CLANNAD(クラナド)』を世に輩出した『Key(キー)』。

同ブランドの新作『Summer Pockets』が、『京都アニメーション』によってアニメ化することが予定されているそうです!

『Key』とは?

『Key』は、美少女ゲームブランド……つまりギャルゲーを開発しているゲームブランド。

ですが、従来の恋愛が目的の内容ではなく、そこに「奇跡」や「家族」というテーマを足し、「泣ける」要素を盛り込んだ「泣きゲー」と呼ばれるジャンルを開拓したゲームブランドです。

Keyの泣きゲーはPCソフトというカテゴリーでありながら、10万本以上を軽く超えた売り上げをしていた時期があり、特にKeyの作品の中でも『CLANNAD』と『AIR(エア)』という作品が人気で、アニメ化してDVD等の円盤も10万本以上の売上を記録していました。

絵は美少女キャラですが、物語の起承転結が素晴らしく、テレビやYouTubeでも著名人が『CLANNAD』の素晴らしさを伝える等、2000年代後半~2010年代前半は『CLANNAD』は最も泣けるアニメとして有名でしたね。

『CLANNAD』は未だにアニメランキングで数千本の作品の中でベスト10以内にランキングしている名作なので、絶対に観た方が良いと強くおすすめします。

ちなみに、『CLANNAD』は二期の「アフターストーリー」を合わせれば全44話ですが、「アフターストーリー」は最高に泣けるアニメ作品なので、全44話を全て観た方が良いですね。

私は300本以上のアニメを視聴してきましたが、『CLANNAD』の「アフターストーリー」は最高に泣けるアニメだと自信を持って勧められるので、全44話も短く感じるでしょう。

 

Keyと言えば「麻枝准」氏

Keyと言えばこの人、「麻枝准(まえだじゅん)」氏です。

「だーまえ」の愛称で親しまれている麻枝准氏ですが、大ヒット作の『CLANNAD』と『AIR』のシナリオライターを務めただけではなく、作曲も自ら手掛け、麻枝氏の曲はYouTubeで1000万回再生を超えています。

Keyの作品の特徴は秀逸で泣けるストーリーで、麻枝氏による音楽とBGMが素晴らしく、ストーリー・音楽・キャラクターが三位一体となった作品づくりが特徴ですね。

この三位一体の作品づくりは後の多くのゲーム・アニメ作品の模範となり、2010年頃からストーリーやキャラクターだけでなく、音楽も素晴らしいゲーム・アニメ作品が増えてきたと感じます。

 

『Summer Pockets』はどんな作品なのか?

Key新作の『Summer Pockets』は、タイトルにもある通り「夏」の物語です。

……お気づきの古参のKeyファンは、既にいらっしゃるのではないでしょうか?

そう、この『Summer Pockets』は、2000年に発売された超名作『AIR』のオマージュ的な作品で、『AIR』と同じく「夏休みの過ごし方」と「家族愛」を描いた作品です。

『AIR』はKeyの作品の中でも最も売れたメディアミックスだと思いますが、その『AIR』のオマージュ的な作品を制作したKeyは、それなりにプレッシャーだったでしょう。

しかし、『Summer Pockets』は良い意味で「今風」に進化しており、『AIR』には無い魅力がある名作となったので、ぜひ古参のファンや知らない方にも興味を持ってほしい作品です。

 

『Summer Pockets』は『AIR』と同じく音楽が非常に良いと評価が高い!

『AIR』の「夏影」はファンなら何百回も聞いた名曲だと思いますが、『Summer Pockets』にも「Sea,You&Me」という『AIR』の「夏影」に相当する名曲があり、メチャメチャ良い曲になっています。

「Sea,You&Me」は夏を感じさせる名曲で、ノスタルジックで壮大かつ心地の良い曲なので、何度聴いても飽きません。

実は、私が『Summer Pockets』を購入するに至った理由の一つに、この「Sea,You&Me」が非常に良い曲だと感じたからがあります。

曲だけで購買意欲をそそるのはKey以外のゲームブランドではなかなか無いと思うので、さすがだーまえクオリティーですね。

 

『Summer Pockets』の物語はどんなもの?

『Summer Pockets』は簡単に言えば、「夏休みの過ごし方を忘れた少年と少女の話」で、「ある夏」の「物語」です。

この「ある夏」の「物語」というのが『Summer Pockets』のテーマで、オープニング曲の「アルカテイル」は、「ある夏」の「物語」という意味があります。

多分深く説明しなくても、これだけで興味をそそる内容かなと。

この「アルカテイル」が非常に良い曲で、この曲の歌詞に『Summer Pockets』の全てが詰まっています。

私は「Sea,You&Me」を聴いて購入すると決めた後、この「アルカテイル」のオープニングムービーを見て「絶対買う!」と確信に至りました。

夏休みの過ごし方を忘れた少年と少女の話から、徐々に「家族愛」というテーマに移行していき、後半はKeyお得意の「泣ける」超展開が待ち受けています。

 

『Summer Pockets』の見どころと評価

『Summer Pockets』はもちろん音楽が秀逸ですが、キャラクターとストーリーも素晴らしいです。

メインヒロインの「鳴瀬(なるせ)しろは」は、全身まっ白な儚げな美少女ですが、実は陽キャラで明るい女の子というギャップが非常に可愛いですね。

ヒロインの一人「空門蒼(そらかどあお)」は、ビジュアルだけなら四人の中でも秀逸なデザインですが、エロキャラなのがポイントかもしれません。

ヒロインの一人「久島鴎(くしまかもめ)」の物語は……『Summer Pockets』のテーマの一つである「夏休みの過ごし方」を一番表現できていて、非常に秀逸なストーリーでした!

ヒロインの一人「紬・ヴェンダース」の物語は……正直、最後がメチャメチャ素晴らしかったですね(過去最高に泣けるレベルでした)。

……本当にね、良かったんですよ『Summer Pockets』は。

いろいろな評価があって、『CLANNAD』や『AIR』は超えられなかったとか、超えたとかいろんな声はありますが……。

そんなのどうでもいいって思えるくらい、『Summer Pockets』は『Summer Pockets』で完成していて、『AIR』より進化している部分は確かにあったな……とプレイして感じました。

 

『Summer Pockets』は「加藤うみ」ちゃんに注目

『Summer Pockets』は個別ヒロイン四人が確かに素晴らしいのですが……主要キャラクターの一人「加藤うみ」ちゃんに注目してほしいです。

『Summer Pockets』はうみちゃんそのものなので……。

……古参のファンは理解すると思いますが、うみちゃんはグランドルートで大活躍します。

 

『Summer Pockets』が「京都アニメーション」でアニメ化予定!

『Summer Pockets』が「京都アニメーション」でアニメ化が検討されているという話は、非常に嬉しいですね!

Keyが京アニでアニメを作ってもらえるのは、『CLANNAD』以来なので、自然と注目されるのは間違いないでしょう。

落ち目だと言われ始めたKeyと京アニ。

確かに一時期の勢いは失いましたが、『Summer Pockets』はとても良い作品なので、『AIR』の人気を超えられるかは別として素晴らしい作品を作ってほしいと思います。

 

『Summer Pockets』絶対に欲しい個別ヒロインルート

Keyの比較的新作『Rewrite(リライト)』は、私のお気に入りの作品です。

『Rewrite』は数多くのメディアミックスに触れてきた私でも、ベスト10くらいに入る素晴らしい世界観の作品でした。

そう……本当に大好き……なのですが……。アニメの『Rewrite』はかなり残念でしたね……。

原作の『Rewrite』は本当に素晴らしかったです。

アニメが残念だった理由は、やはり個別ヒロインルートを削って、魅力の薄いメインヒロイン「篝(かがり)」のオリジナルストーリーだけ展開したのがマイナス要因だったでしょう。

『Rewrite』は個別ヒロインルートも非常に秀逸で素晴らしかったですが(特に小鳥・静流・朱音)、それをアニメ化しないで、ぽっと出の篝のオリジナル展開のみにしたのは、大失敗だったと個人的には思っています。

なので、『Summer Pockets』では何とか個別ヒロイン四人のシナリオもアニメ化し、それでグランドルートである「ALKA」と「Pocket」につないで欲しいと思いますね。

個別は本筋の「しろはルート」だけでは「絶対に力不足」なので、

  • 「鴎ルート」
  • 「紬ルート」
  • 「蒼ルート」

もアニメ化し、上手くつなげて欲しいと要望します。

特に、「鴎ルート」と「紬ルート」の威力は「しろはルート」を超えるので、絶対にアニメ化して欲しいですね。

 

【まとめ】『Summer Pockets』は名作の予感がする

本作『Summer Pockets』は、京アニのクオリティーでアニメ化すればきっと素晴らしい作品になると思います。

まだアニメ化決定が本決まりというわけではなさそうですが、期待しております!

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