画像出典:【公式】A3!(エースリー)
「さんかくさんかく~」
イケメン役者育成ゲーム「A3!」の中でも、人気投票で上位になるほどの大人気キャラクター・斑鳩三角。
「さんかく」が大好きで、口を開けば「さんかくさんかく」と言っている、MANKAIカンパニー屈指の不思議系キャラクターです。
不思議ちゃんキャラでありながら、これほどまでに人気があるのはなぜなのでしょうか?
ここでは、その斑鳩三角の人気の理由を探っていきます!
「A3!」斑鳩三角の普段と芝居のギャップ
天馬、幸、椋、一成の夏組オーディションが終わり、全員寮に入ることになり寮の部屋決めをしていると、劇団七不思議の話になります。
支配人が、なんと誰もいないはずの203号室から声が聞こえると言うのです。
恐る恐る203号室に行くと、そこには勝手に寮に住みついていた斑鳩三角がいたのでした。
まずは、この斑鳩三角(いかるがみすみ)のプロフィールをご紹介しましょう。
- 年齢:19歳(ACT1時点)
- 身長:175cm
- 血液型:AB型
- 職業:フリーター
- 趣味:さんかくのものを集めること
- 好きな食べ物:おにぎり
- 嫌いな食べ物:俵おにぎり
……とにかく「さんかく」なんです。
好きな食べ物と嫌いな食べ物は、味じゃなくて形状ですからね。「さんかく」であるかどうかです。
「みすみ」という名前が「三角」と書くから、「さんかく」が好きなんでしょうか。
よく見ると三角の瞳の中には「さんかく」が入っているので、ぜひアップにして見てみてください。
この他に、動物と会話が出来るという能力を持っています。
よく中庭に遊びに来る猫とお話ししているのを見かけますね。
街で何かを探したいときに、のら猫のネットワークを使えるのでかなり便利な能力です。
最初は不法侵入の不審者として三角を捕まえて、警察に通報しようとしていた支配人たちでしたが、監督が「芝居に興味はない?」とまさかのスカウト!
「おにぎりくれるなら」と三角もまさかの承諾で夏組加入となるのでした。
「A3!」斑鳩三角はピュアで子どものようなかわいい人
三角の魅力のひとつに、ピュアで子どもみたいな面があります。
三角はのんびりとした話し方で、簡単な言葉を使う男の子。
セリフの多くがひらがなですし、他のメンバーと話すときも、難しい内容だと全然ついていけていません。
基本的に思考回路は「さんかく」中心なので、メンバーと会話が噛み合わないこともしばしば。
幼い子どもとお話ししている気分になります。
かわいらしくて、愛おしくて、手を引いて歩きたい気持ちになるのは私だけじゃないはず。
三角の前ではいつも、母性が湧いてくるんです……!
19歳だとわかっているのに、「そうだね、さんかくだねー」と、頭を撫でてあげたいくらいのかわいさが三角にはありますね。
また、三角は身体能力おばけキャラ。驚きの身体能力を持っています。
劇団寮の壁や天井や、屋根の上を走り回っていて、落ち着きがないという部分も子どもみたい。
外から帰る時に窓から2階の部屋に入ったりもしていて、よく監督に注意されています。
彼にかかればアクロバットなお芝居も朝飯前なので、今後アクロバットな役もたくさん見たいですね!
また、変わり者過ぎて友だちに恵まれなかった過去を持つため、「友だち」という言葉に敏感です。
一成から「すみーとオレ、友達だもんね!」と言われた時の嬉しそうな姿といったら……。かわいすぎて、キュンキュンが止まりません!
「A3!」役に入り込むと別人!その正体は斑鳩三角
とってもかわいい三角ですが、芝居となれば一変!かっこいいに変わります。
初めて稽古に参加した時から、あの尖っていた初期のオレサマ天馬様すらも実力を認めるほど。
役に入り込むタイプなので、普段とはまるで別人なんです。
三角が主演を務めた夏組第3回公演「抜錨!スカイ海賊団」で、その実力は顕著に発揮されました。
三角が務めたのは、スカイ海賊団の船長スカイ役!
普段の三角のほんわかのんびりな姿からは想像も出来ないくらい、男らしい!
「帆を張れ!錨を上げろ!よーそろー!」
そして、第3回公演の公演曲「進め!パイレーツ」!主演の三角と、椋が歌っているんですが、かっこいい!!!
初めてこの曲を聴いた時の、最初の感想は「誰!??」でした!
あの柔らかほんわかボイスから、勢いのある凛々しい声に、こうも変われるものなの!?
三角すごい。そして、声優の廣瀬大介さん、すごい。
聴いた瞬間は、もはや別人!と思ったのですが、曲を聴いていくと随所に三角を感じて「あ、やっぱり三角なんだ!」と思いました。
普段と芝居のギャップは大きいけれど、そこにはちゃんと「スカイを演じている三角」がいるんです。このギャップがいいですよね。
役ごとに全然違う三角の魅力が引きだされていくので、今後も三角のお芝居に注目です!
「A3!」斑鳩三角のシンプルな言葉がみんなを救う
紹介してきたように三角はちょっと子どもっぽいところがあって、セリフもいつも簡単な単語が多いです。
「さんかく」とか、「おにぎり」とか……。
でも、劇団の誰かが悩んでいるとき、三角からのシンプルな言葉に助けられることがあるのです。
いくつかのストーリーから、お気に入りのシーンを厳選してみました。
まずは、第一部の第二幕、夏組の合宿での話。
芝居初心者の椋は、緊張でセリフをかんだり間違えたり……。
その度に、初期のオレサマ天馬に怒られて萎縮してしまい、余計に演技がうまくいかずに負のスパイラルに陥っていました。
しかしがんばり屋の椋は、台本の読みを深めるために脚本の元となった千夜一夜物語などの本を読んで、役の背景などをきちんと勉強していたのです。
そんな椋の努力を知った三角が、椋に贈ったのが「スーパーさんかくクン」!
三角は自分がもらってうれしいものを人にあげるタイプなので、基本的にプレゼントは「さんかく」なんです。
その中でも「スーパーさんかくクン」はとっておきのものみたいで、とっておきの時に、プレゼントしています。
椋は三角の気持ちを受け取って、とても喜んでくれました。
次に、一成主演、三角準主演の夏組第5回公演「SHI★NO★BI珍道中」。
美大に通う一成が、絵を学ぶための留学か夏組の公演に出るかで迷い、悩んで絵が描けなくなっていた時、夏組みんなでお絵かきをして彼を励ましました。
少し元気が出て、笑顔が戻った一成。お礼としてさんかくのおにぎりを持って、屋根の上の三角のところへ向かいます。
三角「かずが笑ってくれてよかった。」
夏組が結成したばかりの頃、三角に初めて「ともだち」と言ってくれたのは一成でした。
三角「ここからね。天気がいいと大きなさんかくのお星さまが見えるんだよ。」
一成「夏の大三角形?」
三角「今日は見えないけど……」
三角「だから、大丈夫だよ」
この2人の友情……。なんて尊いのでしょうか。
同い年で、どちらもすごく優しい性格なんです。お互いがお互いを支え合っている関係って素敵ですよね!
弱っているとき、根拠がなくても大事な友達に「大丈夫だよ」とひとこと言ってもらえるだけで、元気が出るものです。
それから、ミックス公演「ウラオモテTEACHER」でのストーリー。
高校時代にあまりいい思い出がない、主演の至。
他のメンバーは役作りのためそれぞれ母校訪問をしましたが、なかなか至は母校に行くという気持ちになれません。
そんな中、万里の母校を一緒に訪ねたことで、至も母校へ行くことを決めました。
母校に行く日、中庭で三角と出会います。母校訪問することを伝えると、
三角「オレも行ったよ~。オレのこと、覚えてくれてる先生、いた。」
三角「いたるのこと覚えてくれてる先生も、きっといると思う」
もう、このセリフ大好きなんですよ。
三角の高校時代もどちらかというと明るいものではありませんでした。(金銭的な理由で修学旅行に行っていないとか、勉強が苦手などのエピソードがあります)
だから、至の気持ちがわかるんですね。
紬みたいな一生懸命な優等生や、万里みたいな目立つ不良だったら先生の思い出にも残りやすいでしょう。
でも、部活にも入らずひっそりと学生生活を送っていた至が、母校に行っても誰も覚えていない可能性があるのです。
それでも「きっといると思う」と言ったのは、至が母校へ踏みいれられるよう背中を押すためのエールだったんじゃないかな、と私は思っています。
あまりいい思い出のない学生生活と向き合うのは、どれほど怖いことか三角は知っているから、至を励ましたのでしょう。
そう思うと、シンプルな言葉の中に三角の優しさや、想いが詰まっているなと感じるお気に入りのセリフです。
3つのシーンを紹介しましたが、こんな風に三角の純粋で優しい言葉が、劇団員を救っています。
「A3!」斑鳩三角はどうして「さんかく」が好きなのか?
異様なまでに「さんかく」に執着を見せる三角。
そもそも、どうして三角はこれほどまでに「さんかく」が好きなのでしょうか。
そこには、亡くなってしまった大好きな「じいちゃん」との大切な思い出がありました。
現監督のお父さんである立花幸夫が監督をしていた初代のMANKAIカンパニーで、全公演の脚本を書いていた伝説の劇作家、斑鳩六角。
彼が、三角の祖父です。
実は、三角の実家は和風の立派なお屋敷でおそらくお金持ちなのですが、両親は勉強ができなくて変わり者の三角を見放していました。
代わりに、よく出来た弟の円(まどか)をかわいがったのです。
弟の円は三角を嫌ってはいませんでしたが、両親から変人がうつるから兄に近づくなと言われていたので、三角から話しかけられても、遊ぼうと誘われても断っていたそうです。
ほんと、ひどい両親ですよね。毒親と言うか、もはやDVでは……。
そんな中、祖父である六角だけが三角を見放さずに、かわいがってくれていたんですね。
幼い頃から、三角は六角にたくさんの劇団のビデオを見せてもらっていました。
三角にお芝居を教えてくれたのも、六角だったのです。だから、初回の稽古から高い演技力を発揮できたんですね。
三角は自分の名前の漢字が「三角」と書くので、幼い頃からさんかくを好きではありました。
しかし、六角から名前の由来を聞いてより、さんかくへの思い入れが強くなるのです。
六角によると「三角」という名前は、三宝を意味しているそうです。
人生で3つの宝を見つけられたら、きっと幸せになれるという意味が込められているんです。素敵な名前ですよね。
大人になって、名前の由来を思い出した三角。大切な宝を3つ見つけられたことに気がつきます。
さんかく、お芝居、仲間。
それが、三角の見つけた幸せのさんかくなのでした。
そして、自分を見離さずに大切にしてくれた「じいちゃん」が、劇団にいるときにいつも使っていた三角定規が三角にとって一番大事なさんかくで、形見として今でも大切に持っています。
【まとめ】「A3!」斑鳩三角はどうしてこんなにも愛おしいのか?
子どもみたいにピュアで、真っ直ぐな心を持っている三角。
彼が口にするのは、いつもシンプルな言葉。素直な気持ちだからこそ、多くの劇団員や、監督の心に届いています。
ジーンと来るシーンがいくつも……!
本当に、いい子で、かわいくて、抱きしめたくなるほど愛しさが溢れて来るんです。
それでいて、芝居となれば異常なほど役に入り込み、その役によっていろいろな姿を見せてくれます。
その普段とのギャップに惚れぼれしちゃいますよね!
これからも、じいちゃんに教わった幸せのさんかくを胸に、これからも大事な仲間たちとお芝居を続けていってほしいです。