今回は「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」より、湊友希那と今井リサの2人をご紹介します。
湊友希那の夢をめぐる物語は、非常にドラマチックで波乱に満ちています。
そんな彼女にとって不可欠なのが、今井リサ。
その特別な関係性に魅力を感じるファンがとても多いのが特徴的です。
「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」最強の幼馴染み・湊友希那と今井リサ
まずは湊友希那と今井リサの2人が所属する、Roseliaというバンドについてご紹介します。
実力派バンド・Roselia
Roselia(ロゼリア)は、湊友希那が結成したバンド。
バンドリ!の中でもナンバーワンの実力派とされ、高い演奏技術を持っています。
特にボーカルの湊友希那の歌唱力は抜きん出ており、プロにも注目されるほど。
ボーカルの湊友希那(みなと・ゆきな/高校2年生)。高い実力を持つボーカリストで、Roseliaが結成されるきっかけを作ります。
ギターの氷川紗夜(ひかわ・さよ/高校2年生)。クールな努力家で、生半可な夢や目標を持つことを嫌います。
努力に裏付けされた高い実力の持ち主。実力主義を貫く友希那の考え方に共鳴し、彼女とバンドを組むことに。
自分にも厳しく他人にも厳しいですが、他人を思いやることのできる優しさを持っています。
ベースの今井リサ(いまい・りさ/高校2年生)。友希那の幼馴染みで、バンドの精神的支柱です。
キーボードの白金燐子(しろかね・りんこ/高校2年生)。内気で恥ずかしがり屋ですが、バンドでの活動に強い魅力を感じ、オーディションを経て認められ加入しました。
燐子は、ピアノのコンクールで入賞経験を持つ実力者。自分の好きなことは徹底的に極めるタイプで、Roseliaの衣装デザインと制作を担当しています。
ドラムの宇田川あこ(うだがわ・あこ/中学3年生)。明るく元気な性格。友希那に頼み込み、オーディションを受けて加入しました。
同じドラマーである姉・巴(ともえ)を目標としてきましたが、その実力は既に巴を凌ぐとも言われるほど。明るい性格はグループの支えとなり、みんなを和ませています。
Roseliaは、クールな正統派ロックサウンドが魅力です。
また、Roseliaは演じている声優による実際のバンド活動も行われていますので、興味があったらぜひ演奏をチェックしてみてくださいね。
強い信念・高い実力 天才ボーカリスト・湊友希那(みなと・ゆきな)
- CV:相羽あいな
- 10月26日生まれ 羽丘女子学園高校2年生
湊友希那は、聴いている誰もが引き込まれる歌声を持つ天才ボーカリスト。
音楽的才能にあふれ、Roseliaの楽曲の作詞や作曲も彼女が手がけるものです。
ずっとライブハウスでひとりで歌ってきましたが、ある目的のためにバンドを組みます。
それは、「FUTURE WORLD FES.」という音楽フェスに出場すること。
友希那の父はかつて有名なバンドでギターとボーカルを担当していましたが、メジャーで売れる音楽を強要された結果、このフェスで「必要ない」と切り捨てられてしまいました。
それをきっかけで音楽をやめることになった父のために、絶対にあのフェスで優勝しなければならない。
それが友希那の信念であり、目指すものでした。
性格は非常に真面目で、まっすぐです。
自分が信じたものを決して疑うことなく突き進んでいきますが、あまりにも純粋すぎる性質を幼馴染みであるリサにはとても心配されています。
「音楽」のことしか考えていなかった友希那も、バンドメンバーとの関わりの中で少しずつ変わってきます。
クールでまったく感情を出さなかった彼女に笑顔が戻り、音楽以外のことにも少しずつ興味をもち、楽しむ様子が描かれていくように。
そして幼馴染みのリサは、少々気難しい友希那のいちばんの理解者で、誰よりも支えてくれる存在なのです。
家庭的・世話焼き みんなのお姉さん・今井リサ(いまい・りさ)
- CV:中島由貴
- 8月25日生まれ 羽丘女子学園高校2年生
「みんなのお姉ちゃん」そんな言葉がとてもしっくりくるリサ。
おしゃれが大好きで、少々ギャルっぽい雰囲気を漂わせますが、実はとても面倒見がよく、てきぱきとした性格です。
人当たりがよく誰とでも親しくなれるため、不器用で口下手なメンバーが多いRoseliaの潤滑油的な存在になっています。
別のバンドのメンバーたちにも慕われており、困ったときに相談事を受ける機会が多いのです。
華やかなルックスに反して家庭的で、料理やお菓子作りが得意な女の子ですね。「リサのクッキー」は友希那の好物に挙げられているほど。
リサは、心を閉ざし笑わなくなってしまった幼馴染みの友希那をとても心配していました。
友希那のために何かしてあげたい、支えたい。
そして、「また友希那の笑顔が見たい」。……そんな気持ちが彼女を動かしているのです。
「友希那のそばにいる」それが、リサがRoseliaに加入したひとつの動機でした。
でも今は、純粋にバンドとしての活動を楽しんでいます。
悩み、葛藤することも多かった友希那。そんな友希那にとってはリサの存在が、心の支えであることは間違いありません。
「バンドリ!」唯一無二の存在~Roseliaバンドストーリー第1章「青い薔薇 芽吹く」より~
友希那とリサの関係性を印象的に描いたストーリーは数多くあるのですが、やはり必ず語らなければならないのは、バンドストーリー第1章「青い薔薇 芽吹く」のエピソード。
このエピソードにおいては、Roseliaの結成、様々な困難や葛藤を乗り越えてひとつになっていく様子が描かれています。
Roseliaが結成され、少しずつ絆が深められる物語の中盤。友希那は、とあるプロダクションからのスカウトを受けました。
「事務所に所属してデビューしないか」という誘いです。友希那がボーカルとして歌えるバンドは用意してある。
FUTURE WORLD FES.にもコンテストを受けずに、しかもメインで出ることができる。
そんな破格の条件は、友希那にとっては願ってもないことだったはずです。
でも、友希那は、なぜかすぐに決断することができません。
Roseliaは、フェスに出るための手段。そうだったはずなのに。
ある日、友希那が事務所からのスカウトを受けたことがRoseliaのメンバーに知られてしまいます。
自分ひとりがステージに立てればいいのかと、友希那を責める紗夜。
自分たちは、友希那にとってコンテスト出場のためのただの道具だったのかと、ショックを受けるあこ。
友希那に反発し、バラバラになってしまうメンバー。それでも、リサだけは友希那のそばにいます。
必死に彼女の気持ちを聞こうとしますが、友希那は語ろうとしません。
リサはいつも、「友希那のために何かをしたい」と思っています。
そして友希那は、そんなリサの優しさに甘えてしまうことを、どこか怖いと思っていることがうかがえます。
ひとりで立っていられなくなる気がして……。おそらく、そんな気持ちなのかもしれません。
友希那はRoseliaのメンバー、そしてリサが自分にとってかけがえのない存在であることをあらためて感じます。
そして、スカウトを断ります。「この5人のRoseliaで、ステージに立ちたい」という決意を語り、5人での活動は続けられることになりました。
「バンドリ!」リサの居場所~イベントストーリー「Don’t leave me,Lisa!!!!」より~
Roseliaを引っ張る友希那と、支えるリサ。
その役割や存在の大切さについて、友希那が再確認するストーリーがありました。
2017年6月の「Don’t leave me, Lisa!!!!」と題された、リサをめぐるイベントストーリーをご紹介します。
Roseliaとしてのバンド活動が軌道に乗ってきた、ある日。
コンビニでアルバイトをするリサが、突然呼び出されます。
急遽シフトに穴があいてしまったので、出て欲しいという頼みを断れず、リサはその日あったRoseliaの練習を休み、アルバイトに出ることになりました。
リサを除いた4人でスタジオ練習をはじめますが、なんだかいつもよりうまくいかない。
段取りを考えるのにも、練習を進めるのにも、後片付けをして帰るような簡単なことだけでも、いつもよりなんだか時間がかかってしまう気がする……。
「リサがいない」それだけで、こんなにもうまくいかないなんて。
全員がリサの穴の大きさを感じ、アルバイト後に顔を出したリサを見てとても安心した気持ちになるのでした。
合流したリサと、ファミレスで話しながら「もういなくならないで!」という気持ちをぶつけるメンバー。
「いちばん技術で劣る」ということを自覚していたリサは、Roseliaに自分が必要であることを再確認し、嬉し涙を見せるのでした。
そして、その帰り道のエピソードが、リサのイベントカードのストーリーで公開されています。
友希那と一緒に帰るリサは、今日の出来事について友希那と話していました。
自分の技術が劣るから、不安なことも多いというリサに、友希那は優しく声をかけます。
「私がOKを出したのだから、リサは自信を持っていていい」
そして「リサがいない日を経験して、リサの存在がどれだけ大切か、あらためて感じた」ということを語るのでした。
友希那を見守り、支える。それはリサが何よりも望んでいたことでした。
それに甘えてしまい、1人で立つことができなくなることを恐れていた友希那もまた、リサが自分にとって、Roseliaにとって確かに必要だということを強く感じたのです。
再び嬉し涙を流すリサの涙を拭う友希那。
その穏やかな笑顔は、リサが何よりも見たかったものに違いないのです。
これからもずっと一緒に活動できる喜びが、2人の胸に満ちていました。
【まとめ】「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」湊友希那と今井リサ・これからもずっと一緒
友希那やRoseliaを支えるために、リサは必要不可欠な存在である。
そう語ってリサの涙を拭う友希那の表情は優しく、慈愛に満ちていました。
友希那もまた、リサを支えていきたいと考えているのであろうことを感じます。
Roseliaの代表曲のひとつ「陽だまりロードナイト」は、そんなリサに対する友希那の気持ちを示した曲です。
頑なだった友希那が、ゆっくりと心を開き、笑顔や少々天然な素顔を見せていく様子もRoseliaをめぐるストーリーの魅力のひとつ。
そして、いつもそばで見守るリサの暖かさを感じながら、ぜひストーリーを読んでみてくださいね。